子宮頸がん予防ワクチン

子宮頸がん予防のためのHPV(ヒトパピローマウイルス:子宮頸がんの原因ウィルス)ワクチンは現在、11~14歳の女性に公費にて接種されています。
また、接種を逃がしてしまった16~25歳の世代(キャッチアップ世代)でもその効果は認められていますので、未接種であればHPVワクチンの接種をお勧めします。
子宮頸がんとHPVワクチンの正しい知識を得るためにも産婦人科医療機関での接種が望ましいと思われます。

ワクチンには「サーバリックス」と「ガーダシル」の2種類があります。
どちらも3回の接種が必要ですが、接種間隔が違います。
「サーバリックス」は初回接種から1ヶ月後、6ヶ月後になっています。
「ガーダシル」は初回接種から2ヶ月後、6ヶ月後になっています。
同じ種類のものを3回接種します。

「サーバリックス」で予防できる子宮頸がんの原因ウィルス

HPV16型
HPV18型
 

「ガーダシル」で予防できる子宮頸がん原因ウィルス

HPV16型
HPV18型
に加えて性器のイボ(尖圭コンジローマ)の原因ウィルスを予防
HPV6型
HPV11型
 
◎接種を希望される方は電話にてご予約下さい。(当日接種可)
 
石巻市では中学1年時に、予約票が郵送にて配布されます。
中学1年から高校1年までに接種を済ませることになっております。
※子宮頸がん予防ワクチンを接種しても全ての発がん性HPVの感染を予防できるわけではありません。

インフルエンザ予防接種

当院でも予防接種を行っております。
ワクチンが十分な効果を維持する期間は接種後約2 週間から約5 ヶ月間とされています。
インフルエンザの予防接種により有効性を高めるために10 月から12 月中旬までの間に行うことが適当です。

妊娠中のインフルエンザワクチン接種の安全性について

近年、妊娠中のインフルエンザ罹患は重症化し肺炎を併発しやすく妊娠はインフルエンザ感染症のハイリスクグループであるとされています。
日本では調査でもワクチン接種時の妊娠週数にかかわらず、母体の副反応、児の流・早産、奇形は認められず、妊産婦、授乳婦に対する本接種の安全性は確認
されています。
妊娠期接種が推奨されているワクチンの一つです。
 

石巻市、東松島市及び女川町に住民票のある65 歳以上の方60 歳以上で心臓、腎臓、呼吸器の機能もしくはヒト免疫不全ウィルスによる免疫の機能に障害があり、医師が予防接種を必要と認めた方

自己負担は1,000 円となります。
※できましたら電話での予約をお願いいたします。

風しんワクチンについて

当院でも風しんの予防接種を行っております。
妊婦健診にて、免疫のない、あるいは抵抗体価(8 倍、16 倍)と指摘された方は、お産後1 ヶ月健診以降に予防接種を受けられることをお奨めいたします。
授乳中でも全くかまいません。
免疫があるかどうか不明の方は、一度抗体検査を受けてから接種を受けて下さい。
現在、単独の風しんワクチンは不足しています。はしか(麻しん)も一緒に予防できる風しん麻しん混合(MR)ワクチンで受けられることをお奨めいたします。
詳しくはお電話にてお問い合わせください。