子宮頚部異形成の治療について

子宮頚部異形成は、子宮頚部(子宮の入り口)に生じる、子宮頚がんの前段階(前がん病変)です。
子宮頚部上皮内腫瘍(Cervical Intraepithelial Neoplasia:略してCIN)とも呼ばれます。
病変の程度によって、軽度異形成(CIN1)、中等度異形成(CIN2)、高度異形成・上皮内癌(CIN3)の3種類があります。
軽度異形成(CIN1)や中等度異形成(CIN2)は、直ちに治療するよりも、経過観察することが多く、自然治癒(消退)する場合もあります。
一方、高度異形成・上皮内癌(CIN3)や、中等度異形成(CIN2)が長期に渡って遷延する場合は、治療を行います。
代表的な治療として、子宮頚部円錐切除術があります。この手術では子宮頚部を円錐形に切除します。
 
当院では子宮頚部円切除術による診断及び治療を行っており、術後の経過が問題なければ1泊入院となります。
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